最近は、少し撮影が減ってしまい色々な方々の写真を見て研究する機会が増えました。プロからハイアマチュア、初心者まで、色々な方々の写真を見ました。

そんな中で結構ピントが合っていない写真が多いことに気が付きました。僕は写真で生活していないのでプロではありませんが、取材撮影から入ったのである程度の精度を写真に求めています。ピントが合っているのは最低条件だと思っています。どこにピントを合わせるかに正解はありませんが、あえて言えば主体に合わせるという答えが出ると思います。人物であれば大抵、目に合わせるのが基本です。

最近は、肌色にこだわっているのでホワイトバランスも重視していますが、こういう所は好き嫌いのあるところなので、記録写真では重視されません。アート作品では、色味も含めて表現ではありますが、記録としてのクオリティーの上に表現としてのアートという位置づけになると思いますので、まず記録のクオリティーを最低限クリアしなければならないと思います。

単焦点レンズでは、F1.2、1.4、1.8という優れた開放値で撮ることが出来ますので、安易に使っている人も多いのかも知れません。開放するほどピントの合う範囲は狭まるわけですので、その特性を理解した上で使わなければ意味はありません。たまにぼかす背景も無いのに開放値、高シャッタースピードに設定し、ピントが合っていない写真を見ることがありますが、これこそ機材の使い方を間違えていると思います。

僕もまだまだ勉強中ではありませすが、やっぱりピントをしっかり合わせることが一番大事だと思います。